アーユルヴェーダの健康法のひとつ、
「白ごま油うがい」というのが
若返りに効果があるらしいということを知りました。
1日1回のうがいで、薄毛や白髪が改善したり、
口内トラブルが減少したり、
免疫力が上がったり、
さまざまな効果があるそうです。
「ほんとかな〜?」と、ちょっと疑いも感じながらも、
実際にやってみると、
髪が増え、歯周病が改善したうえに、
風邪もひかず、インフルエンザにもかかりませんでした!
この記事の目次
- 1 白ごま油うがいを1か月やったら歯周病が改善しました!
- 2 白ごま油うがいで風邪・インフルエンザにもかからず、薄毛も改善!
- 3 白ごま油うがいはなぜ薄毛・歯周病や風邪予防に効果があるのでしょうか?
- 4 実際に効果があった白ごま油うがいの方法とは?
- 5 うがい用白ごま油の作り方
- 6 白ごま油うがいはいつやるのが効果的?
- 7 白ごま油うがいは何分やれば効果があるの?
- 8 白ごま油うがいの前に舌苔(ぜったい)を取るのがオススメ!
- 9 白ごま油うがいはどのくらいの期間やれば効果が出るの?
- 10 白ごま油うがいに副作用はないのでしょうか?
- 11 ごまアレルギーの人は白ごま油うがいができません
- 12 吐き出し厳禁!油で流しが詰まりやすくなります
白ごま油うがいを1か月やったら歯周病が改善しました!
私がなぜ白ごま油うがいをやってみようかと思ったかといえば、
この本がきっかけでした。
長くなるので、いきさつは別の記事にしようと思いますが、
マインドフルネスに興味を持ち、瞑想を始めたことから、
アーユルヴェーダについて、いろいろ調べるようになりました。
なんせ凝り性なものですから、
この本の監修をなさっているマハリシ南青山プライムクリニックの蓮村 誠先生に、
ほぼ2か月待ちで、体質チェックもしていただきました!
蓮村先生の著書も何冊か購入して読んだのですが、
そのひとつが、このオレンジページのムック本です。
『薄毛・白髪に効く!「白ごま油うがい」 1日1回!驚異のこまパワーで髪もからだも若返る!』
です。
まだ目立って頭頂部が薄いというところまでではありませんが、
多すぎて困るほどだった髪の毛は細くなってきたし
白髪もかなり増えてきました。
アーユルヴェーダでは、この白ごま油を使ったオイルマッサージがかなり推奨されていて、
体質診断を受けたときにも、
蓮村先生に勧められて、クリニックでオイルを処方されました。
ただどうもめんどくさいなあと思って、
始められないでいたところ、この本に出会ったというわけです。
「うがいくらいならできるでしょ! マッサージじゃないけど、やらないよりいいでしょ!」
という気持ちでした。
白ごま油うがいを始めた頃、
ずっと歯科の定期検診をさぼっていて、
3年ほど行ってなかったのですが、
歯を磨くと、前の下の歯ぐきから出血するようになっていました。
そのうちに、歯ぐきが腫れて痛くなってきて、
血が出るは、痛いわで、
もう歯磨きが苦痛で、しかたありませんでした。
(「イヤイヤ、早く歯医者行きなさいよ〜」と思ってらっしゃるでしょうが、
かかりつけの歯医者まで2時間かかるので、
ついつい先延ばしになりました。)
これって、歯周病ですよね…。
ところがです!
白ごま油うがいを始めて1か月ほど経ったころ、
「あれ? 歯ぐき痛くない? 血も出てない?」ことに
気づいたのです。
白ごま油うがいで風邪・インフルエンザにもかからず、薄毛も改善!
白ごま油うがいを始めて1か月ほどで、
歯茎の状態が良くなったのですが、
それ以外にも効果がありました!
毎年のように2月くらいに風邪を引いて、
高熱を出して寝込んでいたのですが、
「あれ、風邪引いてないな?」 ということに、気づきました。
そのうえに2017年の冬から2018年の春にかけては、
インフルエンザが大流行したのですが、
A型にもB型にもかかることはありませんでした。
実に不思議でした。
でもほんとうに免疫力が上がるのかも…と実感したので、
いよいよやめられなくなりました。
そのうえやっぱり、髪も増えてきたんです!
私はショートなので、
1か月に1回は美容院に行っています。
ずっと担当してもらっている美容師さんから、
「このごろなんだか髪が伸びるの、早い感じ…。
もう50歳過ぎてるのに、スゴいね〜!」
と言われたのです!
白ごま油うがいはなぜ薄毛・歯周病や風邪予防に効果があるのでしょうか?
アーユルヴェーダでは、人や物質が
風・火・水の3つのエネルギーで成り立っていると考えています。
この3つのバランスによって、
その人の状態が決まります。
また、年齢によってもエネルギーバランスは変化します。
50歳を過ぎると<風>の影響が強くなって、
全身が乾いた状態に変化。
みずみずしくハリのある肌や、ツヤのある髪が
失われていきます。
強くなりすぎた<風>の暴走を止めてくれるのが、
もともと<火>のエネルギーをもっている
白ごま油なのです。
そして蓮村先生の本には、
「髪の若返りだけじゃない、白ごま油うがいのうれしい効果」
として、
「口内トラブルの減少」も うたわれています。
口内炎や虫歯、歯周病、口臭など、口内トラブルが改善されたという声も。
これは、白ごま油には免疫力と浄化力を高める働きがあり、口内の粘膜についた未消化物を解毒し、うがいによって体内に排出するため。
より浄化力を高めるため、できれば、うがいのあとは口をゆすがないこと。
引用: 薄毛・白髪に効く!「白ごま油うがい」(オレンジページムック)
クリントン元大統領やマドンナ、レディー・ガガ、ミランダ・カーなどの
名だたるセレブリティのメンターとしても有名で、
アーユルヴェーダを取り入れた統合医療の第一人者・ディーパック・チョプラ博士の
著書『パーフェクト・ヘルス』にも、
ごま油うがいは、
" 舌の表面にある味覚器官と、口や喉全体を浄化する " と書かれています。
実は、効果の一つとして、「風邪をひきにくくなる」というのも、
あげられていました。
体温が低いと、免疫力が低下するので、
風邪をひきやすい体質になります。
白ごま油はからだの代謝を高めたり、温めたりする効果があるので、
うがいを続けることで、
低体温が改善され、免疫力がアップ!
また白ごま油に含まれる「ゴマリグナン」という成分は、
老化の原因となる活性酸素の活動を抑える働きがあることが、
科学的に認められているのです。
歯茎も老化によって、質が悪くなって、下がったり、出血しやすくなります。
「ゴマリグナン」の抗酸化作用が、
歯茎の状態を改善していると考えられます。
実際に効果があった白ごま油うがいの方法とは?
そして今でも続けている白ごま油うがいの方法を、ご紹介しますね。
うがい用白ごま油の作り方
うがいに使うのは、『太白胡麻油』といわれる、
茶色くないごま油です。
低温圧搾法で絞ったごま油なので、
ほとんど色や香りはありません。
愛知県の竹本油脂でつくっている「マルホン」と
三重県の九鬼産業でつくっている「九鬼」が有名です。
私は、九鬼を使っています。
なぜかというと、
蓮村先生のマハリシ南青山プライムクリニックで、
施術に使っているのが九鬼の太白ごま油だからです。
1回のうがいに使うのが「大さじ1」(15cc=13g)ですので、
600gボトル を買うと、計算上は46日分ということになります。
「キュアリング」ってやらなきゃいけないの?
キュアリングというのは、ごま油の浸透性や代謝効率を良くするために行なう加熱処理のことです。
アーユルヴェーダでは、体のオイルマッサージに使う低温圧搾法で絞ったごま油は、必ず温めます。チョプラ博士も、短時間高温で処理したものを使うのがもっとも良いと述べています。
古代からの叡智が結集したアーユルヴェーダなので、せっかくうがいをするなら、効果がアップすると言われている方法がオススメです。
用意するもの
1.太白ごま油
小瓶はすぐなくなってしまいますし、保存期間を考えると600gくらいがちょうどよい感じです。
2.片手鍋
小さめで、注ぎ口がついているものが使いやすいです。
3.料理用温度計
油の温度を計るので、ちょっと高くても防水仕様のほうが洗いやすくてオススメです。
4.じょうご
油を鍋に移すときに使います。小さいもので大丈夫です。
5.ふきん
鍋の下に敷きます。水で濡らして絞っておきます。
作り方は、かんたんです。
やることは、油を温めて、冷ますだけです。
作り方
その1:鍋に白ごま油1瓶を全部入れて、弱火にかけます。
このときに、ふたはしません。
その2:90℃になるまで加熱します。
温度計で測りながら温め、90℃になったら、火からおろします。
その3:濡れぶきんの上において冷まします。
このときにも、ふたはしません。
その4:常温まで冷まします。
冷めたら、元の容器にじょうごを使って戻します。
保管は日の当たらない場所で、約3か月は保ちます。
かんたんですよね。
正直作り始めるまでは、いつもちょっとおっくうなんですが(笑)
うがいに使うのは他の油じゃダメなの?
このうがい、オイルプリングとも呼ばれています。
一時期、ココナッツオイルでするのが大流行しました。
アーユルヴェーダで使われるマッサージオイルは、ごま油・ココナッツ油・オリーブ油が一般的です。
このうち、ココナッツ油とオリーブ油は加熱処理をしないで使われます。
この2種類を使うのは、体を冷やしたいときなので、熱を入れる必要がないのです。
詳しくは割愛しますが、白ごま油うがいは、体に<火>のエネルギーを取り入れて、内側から温めることを目的にしています。
したがってココナッツ油やオリーブ油は、本来の目的には合っていないのです。
マハリシ南青山プライムクリニックで使っている太白ごま油、
わたしが使いやすいと思う温度計とじょうごをご紹介しておきますね。
白ごま油うがいはいつやるのが効果的?
さてうがい用の白ごま油が、準備できました。
うがいは、いつやるのが効果的なのでしょうか?
ちゃんと決まっているんです!
まず朝です。
アーユルヴェーダでは、朝はからだが開いている状態なので、
浸透しやすい時間帯。
遅くとも8時くらいまでには済ませましょう。
また14時〜18時の間もうがいに適しています。
血液の循環が良く、代謝がアップしている時間帯です。
朝のうがいを毎日の習慣にして、
さらに夕方もう一度行うと、さらに効果的です。
白ごま油うがいは何分やれば効果があるの?
まずスプーンを用意してください。
1回のうがいに使う量は、大さじ1です。
わたしは、計量スプーンの大さじを使っています。
スプーンに注いだら、口に含みます。
「油でしょ、気持ち悪くない?」
大丈夫です!
サラッとしていますし、ほとんど匂いも気になりません。
まず上を向いて、喉全体に油がいきわたるようなイメージで、
口を開けて、ガラガラうがい。
蓮村先生の本では、30秒ですが、
わたしはもうちょっとがんばって2分間やっています。
次は口を閉じて、顔を起こして、
口の中全体に油が行き渡るように、
クチュクチュうがい。
こちらも、蓮村先生の本では30秒ですが、
わたしは3分間やります。
蓮村先生の本では、計1分、
わたしは、計5分やっています。
これはなぜかというと、チョプラ博士の『パーフェクト・ヘルス』のなかで、
と書かれているからです。
わたしはこの3分の間に、クチュクチュしながら、
油がついたスプーンを洗ったり、
LINEのチェックしたりしているので、
そんなに長くは感じません。
このあと、口の中の油をティッシュに吐き出します。
流しに出すのは、排水管の詰まりの原因になりますので、やめましょうね。
このあとですが、
口はなるべくゆすがないようにします。
せっかく白ごま油の成分が行き渡っているのですから、
ゆすいでしまってはもったいないです!
白ごま油うがいの前に舌苔(ぜったい)を取るのがオススメ!
朝と夕方と決まっているのですが、
ふと、じゃあ歯磨きはいつするのが良いのだろうかと気になって、
順番を調べてみました。
すると舌の汚れ=舌苔(ぜったい)を、
白ごま油うがいの前に、取り除いたほうが良いことが
わかりました!
正しく効果的な白ごま油うがいの順番はこうです。
- まず、歯磨きをする
- タングスクレイパーで舌苔(ぜったい)をとる
- 白ごま油うがいをする
舌苔(ぜったい)は、ネバネバした白い舌の汚れです。
内臓に疾患があるときには舌苔がたまり、黄色、灰黒色に変色することがあります。
内科医が舌を診るのは、
体調の変化を示すバロメーターだからです。
アーユルヴェーダでは、
前日までに食べたものが消化・吸収されずに、
未消化物として舌の上に出てきたと考えます。
舌苔は午前10時までに取り除かないと
体内へ逆戻りして、体内のめぐりを滞らせると言われています。
だからできるだけ朝の早い時間に、
舌掃除をしておくのが良いのです。
舌掃除には、インドで古くから使われている
タングスクレイパーがオススメです。
素材は金(メッキでOK )、銀、銅製のものが、
良いとされています。
写真のものは銅製で、
わたしが使っているものです。
以前は、プラスチック製のものをたま〜に使っていたのですが、
使いやすさがまったく違います!
使い方は、タングスクレーパーを両手で軽く持ち、
舌の表面の「中央」⇒「右側」⇒「左側」というように、3つのラインに分けて
奥から前へと舌についた苔をかきだすように
やさしく動かします。
歯磨きのあとに舌掃除をすると、
とてもスッキリとして、
やらないと気持ち悪い感じがしますよ。
白ごま油うがいはどのくらいの期間やれば効果が出るの?
薄毛・白髪に効く!「白ごま油うがい」(オレンジページムック)には、
1日1回のうがいを1カ月半で、髪の密度が増したり、
白髪が減って、黒髪の割合が減った人の例が掲載されています。
またスタートしてから1〜2週間後には、
味覚が敏感になったり、
寝付きがよくなったり、
首こり・肩こりが緩和される というような
効きはじめのサインがあらわれることが多いようです。
私の場合は、始めてから1か月くらいで、
歯茎の出血や痛みがなくなっていました。
現在始めてから7か月が経ったのですが、
ほぼ毎日朝1回のうがいは継続しています。
あいかわらず風邪もひいていません。
アーユルヴェーダでは、
白ごま油はからだを温める効果があるとされています。
更年期になると、
冷えが気になることが多いので、
この点でも、白ごま油うがいは良いと思って、続けています。
もちろん効果には個人差があって、
ちっとも髪なんか増えない!という人もいるようです。
私の場合は口内環境は確実に良くなりましたし、
風邪にもインフルエンザにもかかっていません。
髪の伸びも早くなりました。
白ごま油うがいに副作用はないのでしょうか?
ごまアレルギーの人は白ごま油うがいができません
私はごまが大好きなんですが、
世の中にはごまアレルギーの人が意外と多く存在しています。
消費者庁が専門医の協力を得て、
全国の病院でアレルギー症状を起こして手当を受けたおよそ3000の症例を調査した結果、
12例はごまが原因とわかりました。
全体の4%は、ごまなんです!
けっこう多いですよね。
まさかごまアレルギーの人は、
白ごま油うがいをするとは思いませんが、
うがいで吐き出すとはいえ、
場合によっては重い症状を引き起こす危険もあります。
心当たりのある方は、絶対に止めてくださいね!
吐き出し厳禁!油で流しが詰まりやすくなります
けっこう注意が必要なことがあります!
うがいというと、
いつものように吐き出したくなりますが、
これは絶対にNGです。
少量とはいえ、油です。
油は冷えると固まりますし、排水管に付着します。
そして油は油に、付着しやすいんです。
当然毎日繰り返せば、詰まります。
それだけではなく、
下水処理のことを考えても、環境負荷が大きいです。
必ずティッシュやキッチンペーパーに吐き出して、
捨てましようね。
まとめ
白ごま油は、普通の茶色いごま油よりは少し値段が高いですし、
加熱処理がちょっとめんどうだったりはします。
しかし白ごま油うがいを始めたおかげで、
髪の伸びも早くなりましたし、
歯茎の痛みや出血はまったくなくなりましたし、
風邪やインフルエンザにもかかっていません。
アーユルヴェーダでは、
古くから若返り効果があると言われている白ごま油うがいを続けると、
他にも良い効果が現れてくるはずなので、
これからも継続していきます!
まとめです。
- 白ごま油うがいは、太白ごま油を加熱処理して使う。
- 時間帯と回数は、朝と夕方の2回、またはどちらか1回。
- 最低1分、できれば5分やると効果的。
- 1か月から1か月半で効果が現れることが多い。
- 歯磨きの後、舌苔を取ってからやると浸透力が高まる。
かなり気軽にできる健康法ですし、
このごろ髪が薄くなったなと感じたり、
歯茎の痛みや出血に悩んでいたり、
風邪ひきやすくてイヤだなと思っているようでしたら、
オススメなので、ぜひ試してみてください♪