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化粧品の有効成分が肌に浸透するために重要な2つのポイントとは?

投稿日:2013年6月9日 更新日:


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化粧品の性能と効果を考えるときに、

配合されている有効成分と量によって、

効果があるかないかが決まると

思いがちなのですが、

 

いくら有効成分がシャーレ(ガラスの皿)や試験管内で、

すばらしい効果を発揮するところが

観察できたとしても、

 

それが実際に人間の皮膚の内部へ浸透しない限り、

効果は期待できないわけですよね。

 

ここ、ずっと疑問に思ってるところです!

 

良い成分買って混ぜるだけなら、

それこそ自分でだってつくれるわけです。

 

どうやって皮膚の内部に届かせるのでしょうか。

 

もしかしてそもそも届かないものなのでしょうか。

 

肌に「なじむ」と「浸透する」の違いとは

 

よく化粧品の説明には、

肌に吸収、浸透、なじむ……などの表現がありますが、

本当に必要なのは吸収ではないようです。

 

吸収とは、皮膚に塗った化粧品が

皮膚の組織にある血管に入り込んで血液と混ざり、

全身循環系に流れていくことを意味します。

 

肌に必要な成分なら、

皮膚の組織にとどまっているべきなので、

吸収よりも『なじむ』『浸透する』のレベルで

十分ということですね。

 

もともと皮膚は免疫システムを持っていて、

細菌やウイルス、有害物質などが体内に侵入しないように

守る役割を担っているため、

そう簡単に何でも吸収してしまったら、

かえって危険です!

 

スキンケアに含まれる、

肌を若く美しく保つための成分であれば、

血液中に吸収されるよりも、

表皮や真皮にとどまって

活躍してもらうほうがいいわけです。

 

『肌になじむ』という場合は、

肌の一番外側にある角質層にとどまって効果を発揮すること

 

『肌に浸透する』と言えば、

角質の下にある表皮や真皮に届くことを意味するといえそうです。

 

浸透力のポイントは「分子量」と「脂溶性」の2つです

 

では、有効成分はどのように肌に浸透するのでしょうか。

 

分子量が小さければ小さいほど皮膚へ浸透しやすく

皮膚の表面は皮脂に覆われているので、

皮脂になじみやすい脂溶性の物質のほうが

浸透しやすくなります。

 

たとえば、これまで化粧品として使用されてきたコラーゲンは、

分子量が大きいために、

皮膚への浸透性がとても低く、

このため、皮膚表面の角質層での保湿効果が

主な用途でした。

 

肌に塗って浸透するには、分子量500ダルトン以下

 

「低分子化したコラーゲン」というような表現も

よく目にしますが、

具体的にはどのくらいの大きさだったら

浸透してくれるのでしょうか。

 

物質が無理なく皮膚に浸透するには脂溶性であり、

なおかつ分子量が500ダルトン(分子量を表す単位)以下

であることが必要です。

 

たとえば、いわゆる「動物性コラーゲン」の分子量が30~40万ダルトン。

低分子がうたわれている「海洋性コラーゲン」は10万。

一般的な「加水分解コラーゲン」が1万前後、

主に食用に使われている「コラーゲンペプチド」が3000~5000、

最近開発されている超低分子コラーゲンが、やっと500~1000ダルトン。

ヒアルロン酸は100~200万ダルトン。

 

しかし、ビタミンCは

分子量が200ダルトンと小さいのですが。

水溶性のため皮膚に浸透しません。

 

このため、油分を結合させて脂溶性にした

「脂溶性ビタミンC誘導体」が

よく化粧品には使われています。

 

そして、さらには

水溶性ビタミンC誘導体の親水性を低めて、

親油性をプラスしたことによって

真皮まで浸透させるという

最新型のビタミンC誘導体も開発されています。

 

キーワードは「ペプチド」「ナノサイズ」

 

コラーゲン等のタンパク質を加水分解すると、

分子量が小さくなります。

 

タンパク質(平均分子量:コラーゲンで約30?40万)は

プロテインになり、

プロテイン(約1万以上)はさらに分解されて

ポリペプチドになります。

 

そもそも『ペプチド』とはなんでしょうか。

 

『ペプチド』とは

タンパク質が

最終段階のアミノ酸になる直前にあたる代謝物質で、

アミノ酸が

まだ数個から数十個つながっている状態のものを言います。

 

アミノ酸1個の平均分子量を100としたとき、

ポリペプチドは1,000?10,000

という高分子になります。

 

オリゴペプチドは200?1,000

トリペプチドは300ジペプチドは200 です。

 

 

有効成分はペプチド化することによって、

もしくはペプチドであることによって、

肌に浸透する分子量になるわけです。

 

化粧品の成分表示を見ると、

たとえば、EGFはEGFとは書かれていません。

「ヒトオリゴペプチド-1」ないしは「rh-Oligopeptide-1」と記載されています。

 

「○○ペプチド」

全成分表示でとてもよく見かけますので、

気をつけて見てみてください。

 

「ナノサイズ」と

化粧品メーカーがうたっているときには、

分子量1,000未満(数百レベルをいうことが多い)のものが

多いようですよ。

 

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なんていう日が増えている。

 

 

なんだか、このごろ今まで使っていたコスメが

あんまりしっくりこないと感じたり、

物足りない感じがする。

 

 

エステ行ってみようかな…?

でもお金かかりそうだし、

効果が続くのかはちょっと疑問…。

 

 

美容皮膚科とか、美容外科…?

失敗したらこわいじゃない。

それに病院にも当たり外れがありそう。

だいたい一回手を出したら、もう後戻りできなくなりそう。

 

 

そっちの世界に踏み込む前に、

まだ、コスメでなんとかしたいよね…。

 

 

これ全部、今、実際にわたしが感じていることなんです。

 

 

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  • この記事を書いた人
みっき

みっき

1962年生まれ。山羊座・B型。 若い頃は輝いているのがあたりまえ。 年をとるのを嘆いたりあきらめたりしないで、「今の自分が好き」と言えるようにベストを尽くしたい。 50代になった今も、そしてこれからも、元気で、楽しく、美しく、自分らしく生きていくためのHAPPY AGING情報を発信しています。

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